スマートグラスで測量効率化 トプコン、くい打ち作業向け

2019/4/10 14:57
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測量機器大手のトプコンはデータなどの情報を画面に表示できるスマートグラスを使った測量システム「杭(くい)ナビビジョン」を発売した。くい打ち作業向けで建設現場などで利用する。両手を使うことなく測量計の操作や座標の確認が可能。従来比で25%程度、作業時間を短縮できるという。熟練作業員が不足するくい打ちの現場の効率化につなげていく。

トプコンが発売したスマートグラス測量システム「杭ナビビジョン」は音声で測量計を遠隔操作できる

スマートグラスを装着すると、画面で座標値などを確認できる(トプコンの「杭ナビビジョン」)

くい打ち作業は建設現場などで測量計とプリズム(測量計が出す光を反射するためのミラー)を使って位置を測定し、工事のための目印を打つ作業。従来は別々の場所にある測量計とプリズムをそれぞれ動かすため2人がかりで作業していた。同製品はスマートグラスに付属のマイクから音声で指示を出し測量計を遠隔操作できるため、1人で作業ができる。

図面の知識が少ない作業員でも感覚的に作業できるようにもなった。スマートグラスには具体的な座標数値に加えて目的位置まで作業員を誘導する矢印を表示する。矢印に従って動き目的位置に近づくと矢印が丸印に変わり作業員に知らせる。スマートグラスで確認することで、視線を外すことなく一連の作業を進められる。価格はスマートグラス一式と専用スマートフォン(スマホ)のセットで52万9200円。

同社では2013年にスマホで操作する製品を発売するなど、くい打ち作業の効率化や省人化に取り組んできた。「建設や土木現場では熟練の作業者が不足している。図面を読む知識が少なくても感覚的に操作できるように開発した」(同社)という。

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