2019年6月20日(木)

英与野党、EU首脳会議前の合意を断念 協議は継続

英EU離脱
ヨーロッパ
2019/4/10 3:32
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【ロンドン=中島裕介】膠着する英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、与野党協議を続けているメイ政権と最大野党・労働党は、10日の欧州連合(EU)首脳会議前の合意を断念した。与野党は9日も協議を続けたものの結論には至らなかった。双方はEU首脳会議後の11日に協議を再開することを申し合わせた。

メイ英政権と労働党の与野党協議はいまのところ目立った成果が上がっていない=AP

欧州では5月23日から欧州議会選が行われ、英国が離脱していない場合、議会選の参加を迫られる公算が大きい。英首相官邸の報道官は9日、「与野党は議会選の参加を回避するため、懸命に離脱条件の合意に向けた作業を進めている」とコメントした。

メイ政権はEUと合意した離脱案に反発する与党内の強行離脱派の説得をいったん断念し、野党との連携で議会の過半数の支持を得る戦術に切り替えた。ただ3日から始まった与野党協議では「関税同盟への恒久的な残留」や「2度目の国民投票」を求める労働党の提案に、与党の多方面から批判が噴出。メイ首相が思いきった譲歩に踏み出せず、協議の膠着が続いている。

10日の首脳会議では英の離脱の再延期を議論する。メイ首相は当初、労働党との妥結案を携えて首脳会議に出席し、6月30日までの離脱延期を求める方針だった。与野党協議の出口も見えないまま延期を求めるメイ首相に、EU各国の批判は高まりそうだ。

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