5G通信のメリットは? 3つのポイント

3ポイントまとめ
2019/4/10 5:50
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NTTドコモなど通信4社が10日、次世代の高速通信規格「5G」の電波の免許を取得します。5Gは現在の携帯電話サービスを支える4Gからの世代交代によって暮らしやビジネスを大きく変えると考えられている最新技術です。何がどれくらい改善されるのか、通信史を振り返りながらポイントを整理します。

(1)特徴は高速大容量、低遅延、多数同時接続

5Gは通信網の「第5世代」を表します。総務省が10日の電波監理審議会を経て、専用の電波をNTTドコモ、KDDIソフトバンク、楽天モバイルに割り当てます。高速大容量がメリットの一つで、スピードは毎秒20ギガ(ギガは10億)ビット。2時間の映画のダウンロードに5分程度かかっていたのが3秒で済む速さです。通信につきもののタイムラグも大幅に改善され、スマートフォン(スマホ)など個別の機器と基地局の間の通信は1ミリ秒(0.001秒)しかかからず、4Gと比べると10分の1になります。多数同時接続は、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の普及に欠かせない機能です。車や家電、ロボット、監視カメラなどの膨大な通信を支えます。

5G投資に5年で3兆円弱 ドコモなど通信4社

(2)無線通信の世代交代、こんなに便利に

ジェネレーションの変化は暮らしを大きく変えてきました。1Gのサービスは1980年代に広がりました。現在のNTTである旧日本電信電話公社が79年に始めた自動車電話サービスから始まり、肩から下げるショルダーホンなども登場。少しずつ小型化されましたが、音声通話のサービスでした。2Gになるとアナログの通信方式からデジタルへ代わり、ドコモのネット接続サービス「iモード」などが生まれました。3Gはさらに通信速度が上がり、写真や音楽をより楽しめるように変わります。そして2010年代に現在の4Gが始まります。スマホが爆発的に普及し、フェイスブックやツイッターなど交流サイトのほか、ユーチューブなど動画サービスが増えました。

ファーウェイも折り畳み、5Gスマホ先陣争い

(3)日本の位置づけは?

世界を見渡すと、日本は5G経済のスタートにおいて2番手グループと言えます。米国と韓国では今月、スマホ向けサービスが始まりました。まだ一部都市から始まったばかりですが、日本の通信大手は2020年の商用サービス開始を計画しており、米韓は1年早いことになります。主要20カ国・地域(G20)のうち17カ国で同年のうちにスタートする見通しで、英国やオーストラリア、フランス、中国、インドなどが含まれます。

G20 高速通信5Gの商用化、20年に17カ国

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