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開場20年の静岡芸術劇場、初演相次ぐ演劇祭

静岡県の静岡芸術劇場が開館20周年を迎え、同劇場を主会場とする「ふじのくに せかい演劇祭」は日本初演作を相次いで紹介する。昨年秋にパリで初演されたヌーヴォー・シルク(新サーカス)など5作がお目見えする。

演劇祭は世界の最新潮流を伝える演劇祭として19年前に始まり、連休の恒例企画として定着した。今回はフランス語圏のサーカスが演劇的に注目を集める中、旗手のひとりヨアン・ブルジョワの「Scala――夢幻階段」が初演半年で登場する。重力を無視するかのような錯覚が魅力とされる。

演劇祭を運営する静岡県舞台芸術センター(SPAC)の専属劇団は芸術総監督、宮城聡が構成・演出する「マダム・ボルジア」を発表。文豪ユゴーが書いたルネサンス期イタリアの悪女を日本の戦国時代に置き換えて描く。駿府城公園で野外上演し、宮城は歴史的な場所の力を生かすという。

このほか脳性まひの演出家が手がけたスコットランドのミュージカル、韓国の伝統芸能を織り込んだギリシャ悲劇、演劇詩のイタリア語上演などが続く。27日から5月6日の会期中、静岡市街では漫画家しりあがり寿の「しゃべり場」、若手劇団の街頭演劇も繰り広げられる。「劇場から街に出て行きたい」と宮城は語っている。

(内田洋一)

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