サントリービール、金麦ゴールド・ラガーの販売を3割上方修正

2019/4/9 16:38
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サントリービールは9日、第三のビールである「金麦〈ゴールド・ラガー〉」の年間販売計画を当初見込みより3割増やすと発表した。2月5日の発売当初は340万ケース(1ケースは大瓶20本換算)を見込んでいたが、440万ケースに上乗せする。ビールのようなコクのある本格的な味わいを求める消費者の需要が高まっていることに対応する。

サントリービールが生産する金麦ゴールド・ラガー(京都府長岡京市の京都ブルワリー)

第三のビールでは、アサヒビールが1月に発売した「極上〈キレ味〉」も3月末までに145万ケースを販売し、計画を上回るペースで推移している。サッポロビールも4月2日に新商品「本格辛口」を発売しており、市場の競争は激しさを増す。

各社がライバル視するのはキリンビールが2018年3月に発売した「本麒麟」だ。ビールに近いコクをもつ味わいが消費者の支持を集め、19年1月までに1000万ケースのヒットとなった。同社も今春の商戦では商品リニューアルで対応する。

国内のビール系飲料の市場は18年までに14年連続で縮小した。一方で手ごろな価格で飲める第三のビールは市場の拡大が続く。10日にビール大手4社が発表する1~3月の販売数量でもビールや発泡酒が前年比で落ち込む中、相次ぐ新商品の発売もあって第三のビールは伸長する見通し。

10月に予定される消費増税で消費者の節約志向が強まれば、さらなる需要の伸びも見込まれ、各社の販促競争は過熱しそうだ。

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