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スーダンで反大統領デモ拡大 軍の一部同調も

【ドバイ=岐部秀光】アフリカ北東部のスーダンで、30年にわたり権力の座にあるバシル大統領の退陣を求める市民のデモが全土に広がってきた。6日以降に大統領府や軍司令部前などであった集会には数十万人が参加し、2018年12月からの一連の抗議活動で最大規模になったもようだ。

軍の一部がデモに同調する兆しもあり、多数の死者が出ている。軍と治安部隊の対立に発展すればスーダン情勢が転換する可能性もありそうだ。

ロイター通信が伝えたジュマ内相の議会への報告によると、7日までの2日間で、首都ハルツームで6人が死亡した。ほかに死者1人が出た。

米CNNは、催涙ガスや実弾で威嚇する治安部隊からデモ参加者を守ろうとした軍の兵士が8日、衝突にまきこまれて死亡したと報じた。

バシル氏は2月、非常事態宣言を発令した。活動家らを拘束しデモを押さえ込もうとしたが、食料や燃料の価格高騰で生活難に直面する市民の怒りは強まっている。同じ北アフリカのアルジェリアで最近、長期の強権支配を敷いたブーテフリカ大統領が市民らの要求で辞任に追い込まれたことに刺激を受けたようだ。

1989年のクーデターで政権を手にしたバシル氏は、反体制派を弾圧するなど強権的な支配を続けてきた。同氏には西部ダルフール地方の紛争での人道に対する罪と戦争犯罪の疑いで国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出されている。

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