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米ブラックロック「中国で最大目指す」 株主に

2019/4/9 13:01
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【ニューヨーク=宮本岳則】世界最大の資産運用会社、米ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は8日、毎年恒例の「株主への手紙」で、中国事業の拡大に強い意欲を示した。資産運用業界の成長はアジア市場がけん引役になると指摘した。米中摩擦が続き事業環境に不透明感が残るなかでも「中国で展開するグローバル運用会社で最大規模を目指す」と宣言した。

ブラックロックのフィンクCEOは中国事業の拡大に意欲を示す=ロイター

ブラックロックの運用総額は2018年12月末時点で5兆9800億ドル(約657兆円)で、運用会社としては世界最大だ。だが中国を含むアジア・太平洋地域の顧客から預かる運用資産は全体の7%にすぎない。主力の米欧市場は成長の鈍化がささやかれる。フィンク氏は手紙の中で運用業界の将来について「今後5年間の運用資産規模の成長の半分はアジア市場からもたらされ、けん引役は中国だ」と述べた。

中国市場での事業拡大は外資規制が足かせになってきた。フィンク氏は17年の年次報告書で中国を含むアジア市場について「高い貯蓄率や家計資産の伸びは、ブラックロックに極めて重要な成長機会をもたらす」と言及した。その上で中国市場での事業展開は歴史的に「制限されていた」と指摘していた。

中国政府は17年11月、外資系による中国運用会社への過半出資を認める方針を示していたが、いまだに実現していない。

フィンク氏は最近、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで、中国の運用会社の経営支配権を握る可能性について規制当局と「交渉している」と明かした。ブラックロックは中国の個人富裕層向けにファンドを販売する免許を取得するなど事業拡大に向け布石を打ってきた。

中国政府による規制緩和の動きを受けて、欧米や日本の金融機関が事業拡大に乗り出している。証券業務ではスイスのUBSが初めて過半出資の認可を取得した。野村ホールディングスや米JPモルガン・チェースも過半出資の合弁会社設立が認められた。中国は経済規模が大きなわりに、金融市場の整備が遅れ、証券、運用の各社は事業機会が大きいとみている。

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