福生病院に文書で改善指導 東京都、透析中止問題

2019/4/9 12:53
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東京都福生市の公立福生病院で腎臓病の女性(当時44)が人工透析を取りやめて死亡した問題で、東京都は9日、患者の意思を確認する書類が保存されていなかったなどとして医療法に基づいて同病院に文書で改善指導をした。

都は3月に医療法に基づいて同病院へ立ち入り検査を実施。透析治療を行わずに死亡した20人と透析治療を中断して死亡した4人についてカルテや病院側からの聞き取りを進めた。

立ち入り検査の結果、透析を中断する際の意思確認に関する書類が保存されていないケースや、患者への代替治療の説明記録を確認できないケースなどがあったという。都はこれらに関して改善を指導した上で、1カ月後をメドに改善報告書を提出するよう福生病院へ求めた。

また都は同日付で都内650病院に診療記録の作成などを徹底するよう通知した。

福生病院では2018年8月、女性に担当医師が人工透析治療をやめる選択肢を提示、女性が1週間後に死亡。他にも複数の患者が透析を受けないことを選んで、死亡していたことが発覚した。

日本透析医学会も今回の問題で調査委員会を設置。調査委などの報告を受け、5月に声明を発表し、透析中止に関する新たな指針を2019年中に策定するとしている。

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