2019年5月23日(木)

がん10年生存率56%に上昇 国立がん研究センター

2019/4/9 12:00
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国立がん研究センターは9日、2002~05年にがんと診断された人の10年後の生存率はがん全体で56.3%だったと発表した。昨年の調査より0.8ポイント上昇した。08~10年に診断された人の5年後の生存率は67.9%だった。いずれも1990年代後半から、伸び続けており、治療や早期発見技術の進歩が貢献しているとみられる。

今後も14年に販売開始された新薬「オプジーボ」をはじめとする「免疫チェックポイント阻害剤」の効果などによって改善が続くと期待される。一方で、定年退職した人のがん検診受診率が低いという課題もあり、さらなる生存率向上のために、早期発見の仕組みづくりが求められている。

10年生存率の発表は4回目で、全国20施設で診断、治療を受けた約7万人のデータを集計した。

部位別では、前立腺がん(95.7%)、甲状腺がん(84.3%)、乳がん(83.9%)などが昨年に引き続き比較的高い。低いのは、胆のう胆道がん(16.2%)、肝臓がん(14.6%)、膵臓(すいぞう)がん(5.4%)だった。

進行度別に見た場合、調べた18種類のがん全てで、早期の「1期」に比べて他の部位に転移した「4期」の生存率が低く、早期に発見し、治療を始めるほど経過が良いことが確認できた。

また、08~10年に診断された人の5年生存率を32施設、約14万人のデータを使って集計。全体では67.9%だった。

高かったのは前立腺がん(100%)、乳がん(93.9%)、甲状腺がん(92.8%)。一方で、胆のう胆道がん(28.0%)や膵臓がん(9.2%)は10年生存率と同様に厳しい傾向にあった。

部位や治療法別の詳しい生存率は、全国がんセンター協議会のホームページで確認できる。アドレスは、http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/〔共同〕

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