2019年6月21日(金)

米サード・ポイント、ソニー株を再取得 通信社報道

エレクトロニクス
北米
2019/4/9 6:09
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【ニューヨーク=宮本岳則】米著名投資家ダン・ローブ氏率いる有力ヘッジファンド、サード・ポイントがソニー株を再び取得したことが8日明らかになった。ロイター通信によると映画事業の売却など改革案を検討するよう求めるという。同ファンドは2013年にソニーに対しエンターテインメント事業の分離を求めていた。事業構造を巡る両者の論争が再び活発になる可能性がある。

サード・ポイントは2013年にソニーに対しエンターテインメント事業の分離を求めていた=ロイター

ソニー株の取得時期や金額は明らかになっていない。ロイターの報道によると、サードポイントはソニーの映画事業について電子商取引(EC)大手の米アマゾン・ドット・コムや動画配信大手の米ネットフリックスが関心を示すとみている。半導体や保険事業の位置づけについても説明を求める方針という。サード・ポイントの担当者はソニー株取得の報道について「コメントできない」としている。

ローブ氏とソニーの因縁は13年までさかのぼる。サード・ポイントは同年5月にソニー株の保有を公表し、ピーク時は7%ほど保有していた。平井一夫最高経営責任者(CEO、当時)宛てにレターを送り、映画などエンタメ事業を分離し、米国で上場するよう提案。ソニー側は拒否したものの、同事業の情報開示拡充を迫られた。ローブ氏は14年10月にソニー株売却を明らかにした。

米サード・ポイントのローブ氏は「物言う株主(アクティビスト)」として企業に改革を強く求めることで知られる。運用総額は145億ドル(約1.6兆円)。最近では米食品大手キャンベルスープに対して取締役の入れ替えを要求し、18年11月には委任状争奪戦に発展。最終的にローブ氏が推薦する2人の取締役を送り込むことに成功した。日本ではソニー以外にもファナックセブン&アイ・ホールディングスに改革を迫ったことで知られるが、最近は目立った動きがなかった。

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