2019年6月20日(木)

「受精卵、計620万円で販売」 和牛牧場主を起訴

2019/4/9 0:02
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輸出が認められていない和牛の受精卵や精液が中国に持ち出された事件で、流出元とされる牧場経営の松平哲幸容疑者(70)=家畜伝染病予防法違反容疑などで逮捕=が「受精卵などを620万円で販売した」と供述していることが8日、捜査関係者への取材で分かった。精液が12頭の種牛から採取されたことも判明した。

大阪地検は同日、仲介役とされる飲食店経営の前田裕介被告(51)=同法違反の罪などで起訴=に受精卵などを渡した際、必要な証明書を交付しなかったとして、松平容疑者を家畜改良増殖法違反罪で起訴。家畜伝染病予防法違反容疑についてはほう助罪で起訴した。

捜査関係者によると、持ち出された精液はDNA鑑定の結果、北海道と秋田、東京の3団体が販売した計12頭の種牛のものだった。松平被告が正規に購入した上で横流ししたとみられる。同被告は受精卵や精液が入ったストロー状の容器計約470本を、運搬容器と合わせて「620万円で販売した」と話しているという。

また、前田被告は調べに対し「約10年前に大阪で知り合った50代の中国人男性に、1回30万円で和牛の受精卵の運搬を頼まれた」と説明。男性は中国・海南島の牧場関係者とみられ、松平被告に受精卵などの販売を依頼した可能性があるという。

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