2019年8月18日(日)

京東、タイの果物輸入に1000億円投資 生鮮事業を強化

2019/4/8 22:42
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【大連=渡辺伸】中国ネット通販2位の京東集団(JDドットコム)は8日、中国国内での生鮮食品事業を強化するため、タイで今後3年間に約65億元(約1千億円)を投じると発表した。中国スーパー大手の永輝超市と連携し、中国で人気が高まっているドリアンなどを大量輸入する。ネット通販最大手のアリババ集団も生鮮食品の品ぞろえをネットで充実しており競争が白熱してきた。

木に登りドリアンを収穫する男性(タイ東部のチャンタブリ県)

京東は、永輝超市と共同で3年間で50億元分の果物を調達する。さらに京東の単独でも15億元分をタイ現地の商社などから買い取る。主な商品はドリアンやマンゴスチン、ココナツなど。ネット通販に加え、自社で運営する食品スーパー「7FRESH(セブンフレッシュ)」でも販売する。

従来、生鮮食品は賞味期限が短く、ネット通販には不向きだと見られていた。京東は今回、中国300都市にコールドチェーン(低温輸送網)を整備したほか、生鮮品を一定期間、保管できるスーパーの運営を増やすなど準備を進めてきた。

京東とアリババは中国のネット通販市場で約8割のシェアを占める。ただ中国で成長は鈍っており、アリババも最近、生鮮食品事業に成長性を見いだし、事業強化を進めている。

中国の調査会社の中商産業研究院によると、中国全体の果物輸入額は18年に84億ドル(約9千億円)と、17年比35%増となった。特に東南アジアからが多く、中国の国産品に比べ品質が良いとされ、人気が高まっている。

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