2019年6月25日(火)

自民「特定枠」候補の島田氏、参院選出馬辞退 人選難航も

政治
2019/4/8 19:00
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夏の参院選で導入される比例代表の「特定枠」をめぐり、自民党の候補に内定していた島田三郎参院議員が健康問題を理由に辞退する意向を示していることが分かった。党幹部が8日、明らかにした。島田氏は隣接2県を1つの選挙区にする「合区」対象の島根選挙区選出で夏の参院選は特定枠から出馬予定だった。

特定枠は各党が比例代表で優先して当選させたい候補を決められる仕組み。1票の格差を是正する目的で今夏の参院選から導入する。特定枠の候補は比例名簿の上位に載り、得票数が多い自民党の場合、ほぼ自動的に当選できる状況だ。

特定枠を使う人数は各党が決められる。現状では自民党以外は特定枠の利用を明言していない。自民党は「合区」対象選挙区の候補者を特定枠で処遇する方針を決めていた。「徳島・高知」選挙区は徳島選挙区選出の三木亨氏を特定枠で処遇し、高知選挙区選出の高野光二郎氏が選挙区から立候補する。

「鳥取・島根」選挙区では島根選挙区選出の島田氏が特定枠に回る代わりに鳥取選挙区選出の舞立昇治氏が選挙区から出馬する予定だった。

7日投開票した島根県知事選では、島田氏が所属する自民党島根県連は分裂選挙となった。自民県議らが支援した候補が自民推薦の候補を抑えて当選し、地元基盤が割れている。島根県連会長を務める竹下亘前総務会長は病気療養中で、島田氏の後任の人選は難航する可能性がある。

二階俊博幹事長は8日の記者会見で島田氏の不出馬を受けた特定枠の活用について「これから検討する」と述べた。自民党内では吉田博美参院幹事長の処遇が取り沙汰されている。吉田氏は特定枠での出馬は「絶対にない」と強調してきた。

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