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平成を懐かしむ商品ぞくぞく ガムに菓子パン、レストランメニューまで

ロッテが4月上旬に発売する「平成アソートファミリーボトル」

「平成」が幕を閉じるまであと20日――。食を通して平成を懐かしむ商品がぞくぞくと登場している。ロッテは平成時代に人気だったガムの詰め合わせボトルを発売。山崎製パン伊藤園も過去にヒットした製品をアレンジして再び売り出した。レストランも過去に流行した食材を活用した特別メニューを用意するなど、改元を前に食の「懐古消費」需要が高まりつつある。

森トラスト・ホールディングス系が運営するホテルではなつかしの食材をふんだんに使ったコースメニューを提供している。

ロッテは過去に販売されていたガムを詰め合わせた商品「平成アソートファミリーボトル」を発売した。販売を取りやめていた「スウィーティーガム」と「JUICY&FRESHガム」、「アセロラガム」の3種類を復刻させ、セットにした。ボトルのパッケージは発売当時のデザインを基に作り上げ、慣れ親しんだ客層が手に取りやすくした。

味は昔のままだが、形状などは現代風にアレンジしている。元は板状のガムとして販売されていたが粒状に改良。国内で流通するガムのうち8割は粒状が占めることから、現代の顧客ニーズに合わせた。

また、全種類をシュガーレスにしたり、歯に付きにくい品質にしたりした。内容量は143グラムで、想定小売価格は684円前後。全国のコンビニエンスストアやドラッグストアなどで販売する。

山崎製パンも昨年12月末から「The平成のヒット商品シリーズ」として過去の菓子パンをリバイバル発売している。4月上旬からはシリーズ第2弾として「メロンパンの皮焼いちゃいました。」などさらに6種類の菓子パンを追加し、期間限定で販売する。

2月末までに投入した4品の菓子パンの販売数は合計約600万個。パッケージや味わいは発売当時のものを再現しており、「菓子パンを口にしない世代にも好評」だという。東急百貨店も期間限定で平成に流行したスイーツを販売するなど、根強い甘味物の需要に対応する。

伊藤園はナタデココが入ったデザート系飲料「ナタデココ ミルクティー」を発売した。1990年代初めに流行したナタデココと紅茶を組み合わせた。タピオカミルクティーなどを路面販売する「ティースタンド」が若年層の支持を受けるなど、紅茶飲料の引き合いは強い。今に通じる人気食材をセット化することで幅広い層にアピールする。

レストランなどでも話題を集めた材料を使ったメニューが広がる。「コートヤード・バイ・マリオット 新大阪ステーション」(大阪市)では、タピオカなどなつかしの食材をふんだんに使ったコースメニューを3月から提供している。「ノスタルジックカクテル」として食物繊維入り飲料「ファイブミニ」などを使った飲み物も提供する。料金は7品で税別7000円。

「平成を振り返る1つの話のネタと楽しんでもらう」(広報担当者)ことが狙いだといい、40~50代の顧客を獲得していく。交流サイト(SNS)に写真を投稿したい若年層の問い合わせも増えており、月180食の販売を見込む。

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