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激闘13分超…丸山、阿部破り初の世界柔道代表に

2019/4/7 23:06
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畳にあおむけになってしばし動かない敗者の傍らで、勝者もまた精根尽き果てていた。「投げて勝ちたいと技に入ったら自然と出た」と、丸山はともえ投げに似た捨て身技で阿部を跳ね上げた。引き手を離さず、太ももを払いながらたたき落とす。阿部の右肩がついたとき、時計は延長9分を回っていた。

男子66キロ級決勝で阿部一二三(右)を破り優勝した丸山城志郎=共同

男子66キロ級決勝で阿部一二三(右)を破り優勝した丸山城志郎=共同

死闘の序盤は阿部に押された。足技を飛ばしながら担ぎ技をうかがう世界王者に圧力をかけられ、丸山には指導が2つ。あと1つで反則負けになる薄氷を踏む戦いになりながらも「焦りはなかった」。気持ちは押されず場外際の攻めをしのぐうち、延長に入って潮目が変わった。

肩で息をし始めた阿部を、母校・天理大の穴井隆将監督が「日本刀の切れ味」と称する内股が幾度となく脅かし始める。丸山にも疲れの色はもちろんあったが、「最後は気持ちの戦いだった」。決着の奇襲攻撃もこの宝刀を休まず振って、注意が散ったところに成った所業だった。

これで阿部には連勝。主要大会4連勝を飾り、初の世界選手権代表も決めた。つい半年前の昨年9月、阿部が世界選手権で連覇した時には、東京五輪代表はこの若きホープで決まり、との空気も漂った。そんなムードを完全に打ち消し、丸山は「最終目標は五輪。まだまだ未熟なのでこれから鍛えていきたい」。武骨な雰囲気をまとう柔道家の執念が、代表レースの行方をいよいよ分からなくさせた。(西堀卓司)

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