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神奈川知事選、黒岩氏が3選 実績訴え圧勝

神奈川県知事選は自民、公明、国民民主が推薦し、与野党相乗りになった現職の黒岩祐治氏(64)が、共産推薦で市民団体代表の新人、岸牧子氏(62)を破り、3選を果たした。黒岩氏は2期8年の実績を訴えて圧勝した。ただ、目立った争点がなかった選挙戦には有権者の関心も集まりにくかった。

「原点に立ち戻って謙虚な気持ちで務めを果たしていきたい」。黒岩氏は7日午後8時すぎ、横浜市内の事務所で強調した。ビッグデータや人工知能(AI)の活用が進むことに触れ、「新しい時代のモデルを神奈川発で作っていきたい」と意気込みを語った。

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選挙戦では企業誘致や健康増進策など2期8年の実績を訴えた。神奈川県議選で無投票区になった地域を重点的に回るなどして支持を固めた。元テレビキャスターという抜群の知名度も生かし、岸氏を突き放した。

今後の課題は公約実現の具体策だ。健康増進策では「コミュニティー再生で笑いあふれる100歳時代」をスローガンに掲げ、健康と病気の間を意味する「未病」対策を柱に据えた。「ベンチャービジネス支援」「外国人観光客の増加」なども公約に連ねたが、実現のための具体的な施策の立案や予算措置などを進める必要がある。

一方、岸氏は18歳以下の医療費支援や中学校給食の全県実施などを訴えたものの、黒岩氏との明確な対立軸を打ち出せず、支持を広げられなかった。

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4年に一度の統一地方選。2019年は統一地方選と夏の参院選が12年に一度重なる「亥(い)年選挙」だった。

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