2019年7月18日(木)

ブラジルで橋が倒壊、道路不通で大豆など輸出に影響も
1月は鉱山ダム決壊で鉄鉱石輸出に影響

2019/4/7 8:21 (2019/4/8 9:52更新)
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【サンパウロ=外山尚之】ブラジルで6日未明、北部パラ州の川にかかっていた橋が倒壊し、同国北部の主要港に接続する道路が一部不通となった。今後、大豆やトウモロコシなどの輸出に影響が出る可能性がある。ブラジルでは1月に鉱山ダムが決壊し、鉄鉱石の輸出が落ち込む事態が発生したばかり。脆弱なインフラが世界の商品市況に影響を与えるリスクが相次ぎ露見している。

橋が倒壊し、車両が通行できなくなった(ブラジル北部パラ州)=ロイター

橋が倒壊し、車両が通行できなくなった(ブラジル北部パラ州)=ロイター

地元政府の説明によると、橋脚に船舶が衝突し全長868メートルの橋の一部が倒壊した。橋を通行していた自動車2台が川に転落し、少なくとも5人が行方不明になった。この船は運航許可証を保有していなかった疑いがある。

パラ州はブラジル中部から北部で生産された穀物の輸出港を複数保有する。今回事故があった橋はこれらの港につながる主要な道路の一つだった。迂回路があるため即座に輸出が停止する可能性は低いが、中長期的に物流コストに反映される可能性が高い。

大手紙エスタド・ジ・サンパウロ(電子版)は6日、今回の事故の影響を受ける港はブラジルの大豆の輸出の10~20%を占めるという農業専門家の声を伝えている。ブラジルの穀物輸出は米国と並び世界最大級。

ブラジルでは1月、資源大手ヴァーレが保有する鉱山ダムが決壊し、行方不明者を含め300人近い犠牲者が出た。事故の影響でブラジル産の鉄鉱石の輸出が減少し、鉄鉱石価格の上昇を引き起こした。ブラジルでは歴代左派政権がインフラ整備への投資を怠り、各地でインフラの崩壊が相次いでいる。

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