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大阪の針路巡り火花 「4重選」 最後の訴え

大阪府知事・市長のダブル選に府議選、市議選を加えた「4重選」が7日、投開票される。選挙戦最終日となった6日、「大阪都構想」の実現を目指す大阪維新の会と、「反維新」の自民党、公明党などの各候補者は、地域の将来像などを巡って街頭で最後の訴えを繰り広げた。

選挙戦最終日、候補者の演説を聞く有権者ら(6日午後、大阪市中央区)

維新「府市一体で」

維新の会代表で市長候補の前知事、松井一郎氏(55)と維新政調会長で府知事候補の前市長、吉村洋文氏(43)は6日午後7時すぎ、大阪・ミナミの高島屋前に顔をそろえた。

集まった有権者およそ2千人を前に、松井氏は「もう二度と大阪府市をバラバラにしないで。一体でお願いします」と声を振り絞った。吉村氏も「今回は厳しい戦いだが、都構想の再挑戦を終わらせるわけにはいかない」と強調。真剣な表情で聞き入る聴衆に、知事市長そろっての投票を呼びかけた。

選挙戦中の情勢調査では、知事選で吉村氏が先行する一方、市長選で松井氏は優勢ながら追い上げられていると伝えられた。吉村氏と松井氏はそろって大阪市内を中心に活動する戦略を展開。「(両氏の)セットでお願いします」と訴え続けた。

都構想への賛否を問う住民投票を実現するには、府・市議会でそれぞれ承認を得る必要がある。府・市議選での過半数獲得を目指す両氏はこの日、市内の激戦区を中心に回った。

反維新「都構想終わりに」

自民党や公明府本部などが推薦する市長候補の元市議、柳本顕氏(45)と府知事候補の元府副知事、小西禎一氏(64)は6日午後7時すぎ、JR大阪駅北口で合流。そろって街頭に立ち、維新が掲げる都構想への批判をヒートアップさせた。

僅差で「反対」が「賛成」を上回った2015年の住民投票で反対派のリーダーだった柳本氏は「万博の成功と都構想議論は二律背反。大阪が一丸となるときだ」と指摘。橋下徹知事時代に「改革プロジェクトリーダー」を務めていた小西氏も「都構想による分断と対立の政治にずっと職員も苦しんでいた。もう終わりにしよう」と訴えた。

自民は告示後、党本部から二階俊博幹事長や甘利明選挙対策委員長ら党幹部が相次ぎ来阪。国政与党として、中央政権とのつながりをアピールした。15年のダブル選では自主投票としていた公明党も府本部推薦を出し、国会議員が両候補の応援演説を行うなど連携を取った。公明府本部の幹部も演説で「党利党略で選挙の私物化だ」と述べ、維新との対立を鮮明にした。

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