ゴーン元会長「多くのうそ」 再逮捕前、仏TVに

2019/4/4 20:39 (2019/4/5 5:53更新)
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【パリ=白石透冴】仏ニュースチャンネルLCIは4日、4回目の逮捕直前に実施したという日産元会長、カルロス・ゴーン被告のインタビューを放送した。ゴーン元会長は「日産自動車の業績は下がっているが、誰も真剣に向きあっていない」と西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)ら現経営陣を批判した。

ゴーン元会長はインターネットを通じて、記者の質問に答えた。日産について「2017年ごろから業績が悪化を続けている。私にとって受け入れられない」と主張。不振傾向の米国事業を念頭に「問題に対応したと言ったのに対応していなかったとなれば、信用の問題となる」と話した。

「(ルノー、三菱自動車との)3社連合の将来を心配しているが、その主な理由は日産の業績だ」との持論を展開した。

その上で、自身が日産幹部数人による陰謀で職を追われたとの従来の主張を繰り返した。「2018年4月か5月、証拠を集めて私を日産の会長、3社連合トップから追い払おうとする動きがあった」と明かした。「数人の名前の心当たりがある」とした。

「(私への)攻撃が逮捕以来一日もやむことはないが、日産自動車の数人が出どころとなっている」として、一連の動きの背景には日産幹部による陰謀があるとの従来の主張を繰り返した。

仏政府に対して「外国でこのようなことに巻き込まれた私と私の権利を守るため、訴えたい」などと語った。「見た目には分からないが、実際のところ日本人は海外からの介入に敏感だ」として、仏政府に何らかの働きかけをするよう求めた。

初公判の日程はまだ固まっていないが、「私は戦う。私は無罪だ。ただ分かってほしいのはつらい(戦いだ)ということだ」などと発言し、検察側と全面的に争う姿勢を強調した。「私は苦しんでいるが、だからといって無罪を証明するという意志に変わりはない」と語った。

不正疑惑を巡っては「多くの嘘があり、嘘は一つずつ明らかになっていく」と身の潔白を主張した。仏ルノー側でも不正疑惑が浮上しているが、「彼らは日本だけでなく、フランスでも行動を起こしている」と語り、背後には日産幹部がいるとの見方を示した。

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