KDDI、9日から「auペイ」開始 提携網で追走へ

2019/4/4 17:17
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KDDIは4日、スマートフォン(スマホ)決済サービス「auペイ」を9日に始めると発表した。楽天やメルカリと店舗網の拡大でそれぞれ提携を決めており、2019年度の早い時期に100万カ所で利用できるようにする。ライバルとの提携をテコに後発ながら巻き返しを狙っており、乱立するスマホ決済の競争は激しくなりそうだ。

「auウォレットを一番身近な財布に進化させたい」と語るKDDIの東海林崇専務(4日午前、東京都港区)

「auウォレットを一番身近な財布に進化させたい」。KDDIの東海林崇取締役執行役員専務は4日、東京都内で開かれたサービス発表会で巻き返しに意欲を示した。利用者はコンビニや飲食店でQRコードをスマホで表示し、店舗のバーコードリーダーなどで読み取れば決済できる。

支払いでポイントをためることができ、ポイントは電子マネー「auウォレット」の残高にチャージし、auウォレットやauペイで利用できる。期間限定のキャンペーンとしてポイントをauペイにチャージすると10%増額するほか、auペイで支払った金額の内、最大で26.5%をポイントで還元する方針だ。

KDDIはメルカリとはスマホ決済の加盟店の開拓で、楽天とは加盟店の相互利用でそれぞれ提携を決めている。将来は楽天の「楽天ペイ」とメルカリの「メルペイ」に対応した店舗でauペイも利用できる。メルペイは135万店で導入が決まっており、楽天ペイは楽天Edyも含めて300万店で利用できる。

ICT総研(東京・千代田)によると、21年度のスマホ決済の利用者は18年度比約3.7倍の1880万人に拡大する見込みだ。同総研の調査ではスマホ決済の中で一番利用者が多いのが楽天ペイだった。KDDIは楽天と組んで利便性を高める狙いで、業界ではメルカリLINEと提携するなど、ライバル同士が手を組む動きが広がっている。

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