2019年6月18日(火)

ブルネイ、同性愛・不倫に死刑 欧米・人権団体が批判

東南アジア
2019/4/4 16:22
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東南アジアのブルネイは3日、同性愛や不倫相手との性行為に対し、投石による死刑を科すことなどを盛り込んだ新たな刑法を施行した。同国はイスラム教が国教で、新刑法はイスラム法(シャリア)を厳格に反映させた。欧米諸国や国際人権団体などは批判を強めている。

投石による死刑は立会人を配置して執行するという。窃盗罪については内容によって手足を切断する刑罰が科される。同国ではボルキア国王が首相や国防相、財務相などを兼務しており、アルコールの販売禁止などイスラム色を強めている。

米国務省はブルネイの新刑法について「拷問などを禁じた国際的な取り決めを順守するよう促す」との声明を発表。フランスの外務省報道官も声明で「ブルネイに撤回を要請する」と述べた。国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは「残虐で非人道的、品位をおとしめる刑罰だ」と非難した。

ブルネイのボルキア国王は首相や国防相などの要職を兼務する(2018年11月)=ロイター

ブルネイのボルキア国王は首相や国防相などの要職を兼務する(2018年11月)=ロイター

ボルキア国王は2014年にイスラム法の適用を表明したが、国際的な批判が強まったことで見送った経緯がある。同国は人口が43万人と小国ながら天然ガスが豊富で、17年時点で日本が輸入する液化天然ガス(LNG)の約5%を占める。

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