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令和日本は光る小国に学ぼう(大機小機)

2019/4/4 18:17
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経済に限れば、平成は凋落の時代だった。平成の入り口で日本の国内総生産(GDP)は世界の15%を占めていた。それが、6%に縮んだ。

1人当たりGDPも主要7カ国(G7)の首位から6位に落ちた。「世界第2の経済大国」を中国に譲り、遠からずインドにも抜かれよう。

世界に占める日本の人口シェアが最大だったのは、元禄のころとされる。絶対数でも人口が減り始めたこの先、量で競っては勝ち目がない。

「令和」改元を機に「経済大国」という自己認識をきっぱり捨てて、新しいモデルに挑んでみてはどうだろう。1人当たりで日本より豊かな国のリストを前にヒントを探し、2国が目に留まった。スイスとスウェーデンだ。

人口は日本の1割に満たない小国だが、ともに国際競争力ランキングで常に上位にいる。狭い国内市場のハンディを乗り越え、グローバルな需要の取り込みに成功した。

食品のネスレ、医薬のノバルティス、金融のUBS、高級時計のロレックスなどは世界に知られたスイス企業だ。

スウェーデンが生んだのは通信機器のエリクソン、アパレルのH&M、家具のイケア、音楽配信のスポティファイなど。同国はユニコーン(評価額10億ドル以上の未上場企業)の多さでも知られる。

日本と同じころバブルが崩れ、金融・財政危機に陥り、看板の高福祉の維持も危ぶまれたが、果敢な構造改革で成長と福祉を両立させた。

世界が顧客の両国だが「和して同ぜず」の気風がある。欧州にあって、スイスは欧州連合(EU)に入らず、スウェーデンは加盟国だが、通貨クローナを堅持する。

小国なのに、両国とも世界への発信力で秀でている。毎年、1月はダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)に、12月はストックホルムのノーベル賞授賞式に、世界中のメディアが押し寄せる。

共通項がまだある。「平和」だ。スイスは永世中立国で知られ、スウェーデンも戦争に巻き込まれないできた期間が、200年を超えた。

「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています」と昨年の天皇誕生日を前に、陛下が話された。

かけがえのない平成の遺産「平和」はしっかり引き継いで、量より質で存在感のある国を目指したい。(手毬)

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