18年度の輸入車販売、シェア過去最高

2019/4/4 12:27
保存
共有
印刷
その他

日本自動車輸入組合(JAIA)が4日に発表した2018年度の輸入車販売台数(日本メーカー車除く)は前年度比1.2%増の30万7682台だった。4年連続の増加で、過去2番目の高水準だった。多目的スポーツ車(SUV)やクリーンディーゼル車の人気や新車効果が追い風となった。登録車に占める外国メーカー車の割合も9.2%と過去最高となった。

販売店に並ぶ輸入車

1996年度に続く過去2番目の高水準だった昨年を上回り、2年連続で30万台を超えた。外国メーカー車の約3割を占めるSUVに加え、クリーンディーゼル車など各社が積極的に投入した新型車の販売が好調だった。

ブランド別では独メルセデス・ベンツが4年連続で首位を守った。2.2%減の6万6948台だった。2位は独フォルクスワーゲン(VW)で、8.1%増の5万2044台と2年連続の増加となった。ディーゼル車の排ガス不正問題の影響で販売減が続いていたが回復基調で順位を一つ上げた。

3位は独BMWで0.8%減の5万886台、4位には同社の小型車ブランドの「ミニ」が続いた。0.9%増の2万5794台と年度ベースで過去最高となった。車の供給遅れが原因で大幅減となった独アウディを抜き順位を上げた。ミニはモデル別でも3年連続トップと好調が続く。ミニに加え米ジープ、仏ルノー、伊フェラーリなど11ブランドが過去最高を更新した。

価格帯別では、高価格帯の好調が目立った。1000万円以上が5.5%増の2万1471台。4年連続の増加となった。400万円以上1000万円未満は14.2%増の14万7477台で9年連続のプラス。

一方で400万円未満では12万2542台の13.4%減と5年連続で減少。各社ともにSUVやクリーンディーゼル車を充実させたことに加え、先進安全技術の搭載などで車両価格が上昇したことが一因となった。

販売台数に占めるクリーンディーゼル車の割合は23.6%と過去最高だった。13ブランドがクリーンディーゼル車をそろえ、合計70モデルと幅広いラインアップが輸入車市場の好調要因の一つとなる。

JAIAが同日に発表した3月単月の輸入車販売台数は、前年同月比6%減の3万6705台だった。こちらは2カ月連続のマイナスとなった。アウディやジープなど一部ブランドの車両供給の遅れや在庫不足がマイナス要因となり、全体の水準を押し下げた。

今年度の見通しについてJAIAは「2年連続で30万台を超えており好調という状況に大きな変化はない。消費増税については政府の需要平準化対策を注視しながら影響を最小限に抑えたい」とする。

(為広剛)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]