2019年8月22日(木)

「できない理由考えず」「社内でナンパ」若手の仕事術
ビズリーチ野村吉貴さん・バンダイナムコAM山下友美さん

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2019/4/7 6:00
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日本経済新聞社は商品企画、マーケティングにかかわる30歳前後の若手会社員8人に集まってもらい、仕事で大切にしていることなどをテーマに議論してもらいました。その中の2人には、個別にお話も伺いました。

▼Twitter開設のお知らせ 先行きが不透明な時代の中で若手社会人のみなさまと共に考え、動く――。日経は若手社会人ならではの悩みや業務課題を持ち寄り、ともに解決できる場をつくります。詳しい取り組みはTwitterアカウント@nikkei_jisedaiを通じてお知らせします。

■「できない理由は考えない」

ビズリーチの野村吉貴さんは、自社の企業理念を暗記されているそう。「特に、クレド(信条)の『できる理由から始めよう』が好きで、自分の行動原理になっている」と言います。

――マーケティング部門のマネジャーを務めている「キャリトレ」について教えてください。

「成長意欲が高く、自分が活躍できる環境を求める20代向けの転職サイトです。転職エージェントを介したやりとりだけでなく、企業から直接求人のオファーが届く場合もあります。20代は転職未経験の人も多いため、いきなり求人に応募することにためらいを感じる人が多いです。でもその企業の求人に関心はある。そこで転職希望者が『興味がある』ことを企業に対して示せるように『興味がある』ボタンという機能を提供し、応募までのハードルを下げています」

――最近取り組んだプロジェクトについて紹介してください。

「キャリトレに求人を出している企業や今後顧客になりうる企業の人事担当者向けにも、転職未経験の若手社会人の特徴を理解してもらえるように『インサイトブック』を作りました。ユーザーの転職機会を増やすためには、求人を出す側にも彼らの特徴を理解してもらう必要があるからです。20代の男性を『堅実派』『個人主義』など12のタイプ別に分け、彼らの描く理想のキャリアや転職を紹介しています。企業向けにしたのは、『ブック』を作る費用に対し得られた収益(ROI)を測定しやすいと考えたからでもあります」

――仕事をするときに大切にしている考え方や理念はありますか。

野村さんが手がけた「インサイトブック」

野村さんが手がけた「インサイトブック」

「私は2017年にサイバーエージェントからビズリーチに移りました。転職産業に関わることで、『個人が満足いくキャリアを全うする』という社会課題が解決できるのではないかと考えたからです。この自分のビジョンは今も変わっていません」

「ビズリーチが掲げる理念も暗記しており、自分の行動原理になっています。最も共感した言葉は『できる理由から始めよう』です。仕事を始める中で、他の人がやっていないことに挑戦する勇気になっています」

「プロジェクトメンバーを集めるときに背中を押してくれるのは『巻き込み、巻き込まれよう』。仲間を巻き込めば、大きな推進力が生まれます」

■マーケターに必要なのは好奇心

――マーケティング業務に必要なスキルは何でしょうか。

「まず数字に強くあるべきですね。情報化が進み、広告効果など数字がリアルタイムで分かる時代です。定性面だけでなく、定量面でも理にかなった施策を進めようと心がけています」

「好奇心も必要と考えます。なにもないところから新規施策を作る、いわゆる『ゼロイチ』は至難の業です。でも、すでに"1"だけ存在するものをカスタマイズして大きくするのは取り組みやすい。例えば広告であれば街を歩いていればいくらでも目に入る。参考にできるものはできるだけ取り入れるよう、アンテナを張っています」

――SNS戦略について教えてください。

「キャリトレではTwitterを運用しています。ただ、転職サイトのアカウントなので、実名でTwitterをしている人はフォローしにくいようです。そのため、まずはフォローしやすくなるような世界観をつくるよう努力しています。例えば、『20代の転職市場についての情報を発信しているアカウントです』というイメージづけです。これが植え付けられれば、いま転職を考えていなくても情報感度が高ければフォローしていいんだと、そういった雰囲気ができるはずです。フォロワーを増やす取り組みはまだ道半ばですね」

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