2019年9月22日(日)

米中、貿易協議を再開 月内首脳会談なお模索

2019/4/4 2:51
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【ワシントン=河浪武史】米中両国は3日、ワシントンで閣僚級での貿易協議を再開した。4月中に首脳会談を開いて最終決着する方向で交渉しており、貿易や投資の促進策で詰めの協議に入る。ただ、米商工会議所幹部は「交渉の90%は決着したが残る10%が極めて険しい」と指摘。中国が合意に違反すれば制裁関税を再発動する「罰則条項」などを巡って両国には溝が残っている。

米中は先週、北京で協議した(3月29日、中国の劉鶴副首相(右)とムニューシン米財務長官)=ロイター

米中は先週、北京で協議した(3月29日、中国の劉鶴副首相(右)とムニューシン米財務長官)=ロイター

中国の劉鶴副首相が訪米し、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表やムニューシン米財務長官らと交渉を始めた。協議は週末まで続く可能性がある。中国は液化天然ガス(LNG)などの輸入拡大策のほか、知的財産権の保護や技術移転の強要禁止に向けて法整備を急いでおり、米国側も「交渉の前進につながる」(国家経済会議のクドロー委員長)と一定の評価を下している。

ただ、米中は相互に課した関税の引き下げ時期や規模を巡って引き続き対立している。米国側は段階的な関税引き下げを主張するが、中国は即時撤回を求めており、条件面で開きがある。米国は中国が合意に違反すれば一方的に制裁関税を再発動すると主張しており、中国側に反発が残る。

米中両国はトランプ大統領と習近平(シー・ジンピン)国家主席の首脳会談で決着する段取りを描くが、米中交渉筋は「今回の閣僚協議で大筋合意できなければ月内の最終合意は難しくなる」と指摘する。

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