日産自動車と仏ルノーが、両社の合弁会社でのカルロス・ゴーン被告の不正の有無を調べる共同調査を4月中に終える見込みであることが3日、分かった。アムステルダムにある「ルノー日産BV」(RNBV)が対象で外部の監査法人が調査を進めている。
すでに報酬など経費の関連する事項では調査を終えて、仏ルノーの取締役会には結果が伝えられた。日産にも月内の取締役会で報告される見込みだ。
関係者によると「3月末時点で調査の半分は終わり、個人の費用に関する部分では結果がまとまった」という。結果を外部に公表するかどうかは「まだ方針が決まっていない状況だ」という。