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「いぶき」管制担当の社員自殺 過労死と認定

宇宙航空研究開発機構(JAXA)から人工衛星の管制業務を請け負った企業の男性社員(当時31)が2016年に自殺し、土浦労働基準監督署(茨城県)が過労死として労災認定していたことが3日、遺族側代理人の発表で分かった。多いときで月70時間を超える残業があったことや、夜通しの管制業務などが原因だったと認定した。

遺族側代理人の弁護士によると、死亡したのはソフトウエア開発会社の社員だった佐藤幸信さん。15年10月、関連会社の「宇宙技術開発」(東京・中野)に出向し、JAXA筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で、温暖化ガス観測衛星「いぶき」の管制業務を担当していた。

月に7回程度、午後5時20分から翌午前9時50分まで約16時間の夜間勤務があった。管制業務の合間に、ソフトウエアの開発も命じられていたという。

残業時間は多いときで月70時間超。会社の内規に従って残業代の申請をしようとしたところ、上司からとがめられるといった人間関係のトラブルもあった。土浦労基署はこうしたことがもとで適応障害を発症したと認定した。

佐藤さんは16年10月に自宅で自殺。土浦労基署は19年4月2日に労災認定した。

宇宙技術開発は「重大事項として受け止めており、真摯に対応したい」とコメントした。JAXAは「発注者として改善すべき点があるかどうかを含め、状況把握に努めていく」としている。

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