シベールの譲渡先に山梨の菓子メーカー

2019/4/3 20:00
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経営再建中の洋菓子のシベール(山形市)は3日、ASフーズ(山梨県中央市)と事業譲渡契約を結んだと発表した。譲渡額は9億5000万円。同日契約を結び、ASフーズグループが6月に同名の子会社「シベール」を山形市の現在地に設立する。従業員や店舗網を引き継ぎ、既存の取引先との取引も維持するという。

ASフーズはゼリーや和洋菓子を製造し、山梨や長野など4県に工場がある。主に外食チェーンや量販店などに販売し、年商は21億円だが、グループでリネンや設備機器など多角的な経営を展開している。

シベール本社で開いた記者会見で、ASフーズの小田切一哉社長は「(直営店や通販など)個人向け販売のシベールのラスクや焼き菓子を、違うブランドを付け当社の販路で扱うことで相乗効果が期待できる」と指摘。シベールの経営については「工場の稼働率が低いことが問題だった。販路拡大で品ぞろえを増やせば再建も可能」としている。

シベールはラスクブームでジャスダックに上場したが、競合他社に押されて売上高が減少。1月に民事再生法の適用を申請し、スポンサーを探していた。3日に記者会見した黒木誠司社長は「譲渡金額が一番高く、ブランドも維持されるということなどが決め手になった」としている。

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