2019年5月26日(日)

世界の飢餓、3年連続1億人超え 国連機関「温暖化も要因」

中東・アフリカ
2019/4/3 13:10
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【ジュネーブ=共同】国連機関の世界食糧計画(WFP)などは2日、2018年にアフリカやアジアなど53カ国・地域の約1億1300万人が紛争や干ばつなどによる食料不足で飢餓状態に陥ったとする報告書を発表した。17年の約1億2400万人よりやや減少したが、3年連続で1億人を超え「自然災害をもたらす地球温暖化も大きな要因になっている」と指摘した。

内戦が続くイエメンは深刻な飢餓に直面している=ロイター

WFPのビーズリー事務局長は「飢餓を終わらせるためには、国際社会が紛争や気候変動など根本的な原因と闘わなければならない」と強調した。

報告書によると、食料不足に陥る原因としては内戦や紛争が最も多く、21カ国・地域の約7400万人に及んだ。特に中東イエメンは人口の約半数に食料支援が必要とされるなど深刻。武力衝突が続くアフリカ中部コンゴ(旧ザイール)にも緊急援助が必要だと訴えた。

次の要因が温暖化進行に伴う自然災害で、世界で約2900万人に影響。干ばつに見舞われたアフリカ南部やアフガニスタンの状況に懸念を示した。スーダンやジンバブエなどではインフレーションなどの経済要因により約1020万人が飢餓に苦しんでいると指摘した。

食料不足が伝えられる北朝鮮と南米ベネズエラについてはデータ不足のため統計に含まれていない。〔共同〕

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