2019年5月27日(月)

トルコ与党、首都市長選など敗北認めず 選管に異議

中東・アフリカ
2019/4/3 4:08
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【イスタンブール=木寺もも子】3月31日投票のトルコ統一地方選で、同国のエルドアン大統領を支える与党・公正発展党(AKP)は2日、首都アンカラ、最大都市イスタンブールの市長選の結果に異議を申し立てた。両市では野党候補が勝利したとみられているが、与党側は敗北を受け入れない考えを示し、選挙管理当局に開票データの再確認などを求めた。

2日、国父・アタチュルク廟(びょう)の前に集まる野党・共和人民党の支持者ら(アンカラ)=ロイター

2日、国父・アタチュルク廟(びょう)の前に集まる野党・共和人民党の支持者ら(アンカラ)=ロイター

現地報道によると、結果の確定は4月中旬ごろになる可能性がある。

イスタンブール市長選は大接戦となったが、国営アナトリア通信によると野党・共和人民党(CHP)の新人候補、イマモール氏が、エルドアン氏の側近でAKPのユルドゥルム元首相を0.3ポイント差(開票率100%)で下した。だが、両氏はそれぞれ勝利宣言した。

アンカラではCHP候補がAKP候補を3.8ポイント(同)上回った。

AKPのアンカラ、イスタンブールそれぞれの報道担当は2日、開票所で集計された票数と選管のシステムに送信された票数が異なるなどの理由で異議を申し立てたことを認めた。

統一地方選は18年6月に再選されたエルドアン氏への事実上の信任投票とされる。AKPを軸とする与党連合は全国で51.6%を得票したが、国政への影響が大きいアンカラ、イスタンブールで敗北すれば政権にとって痛手だ。トルコでは都市部を中心に、経済低迷やエルドアン政権の強権的な手法に不満を持つ有権者が多いといわれる。

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