2019年6月25日(火)

工機HD、新社長が就任 「ブランド認知を拡大」

自動車・機械
2019/4/2 20:21
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電動工具大手の工機ホールディングス(HD)の社長兼最高経営責任者(CEO)に、森沢篤氏が4月1日付で就任した。ブランドの認知度を高めるため、地域によって異なる営業手法を統一するなどの方針を示した。個人消費者(toC)向け企業でトップを務めたキャリアを生かし、海外市場を含めて新たな販路を開拓していく。

工機ホールディングス社長に就任した森沢篤氏(左)と前原修身会長(2日、東京都港区)

森沢社長は「エンドユーザー重視を実現し、ブランドの認知を拡大する」と抱負を語った。今後、主力である電動工具の営業活動を強化する方針を示した。全国で営業手法や展示会での展示コンセプトを統一し、地域ごとに差が生まれにくいようにする。

建設業向け求人アプリを運営する助太刀(東京・渋谷)と業務提携する。大工など5万人のユーザーを持つスマートフォン向けのアプリ上で工具の広告を表示したり、購入ができたりすることを検討する。

工機HDは、2017年3月に米投資会社のコールバーグ・クラビス・ロバーツの傘下に入った。日立製作所が株式を売却し、「日立工機」から現社名に変更した。新ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」として電動工具を製造・販売している。

森沢社長は、リクルートや外資系コンサルティング会社のボストンコンサルティンググループなどを経て、10年からペットフード大手のマースジャパン・リミテッドの社長を務めた。同社の製品にはチョコレート菓子の「スニッカーズ」などがある。

工機HDは今後の成長に向けて認知度の向上が欠かせず、新トップのもとでブランド力を磨く。17年度の売上高は1912億円で、13年度と比較すると約4割増えた。16年に買収した独電動工具大手のメタボなどが収益貢献した。

日立工機は17年7月に上場廃止となっており、再上場について森沢社長は「目標としては見据えている。どういうタイミングがいいか検討を進めている」と説明した。(福本裕貴)

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