2019年6月18日(火)

ニチレイ大櫛新社長が会見、米国でアジア系冷食展開

サービス・食品
2019/4/2 18:27
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ニチレイは2日、4月1日付で新社長に就任した大櫛顕也社長(54)の記者会見を開いた。大櫛社長は「将来的には国内の食品市場は縮小が避けられない。成長は海外に求めていく」と述べた。4月には米国で冷凍食品の生産拠点を設け、これまでの米飯やチキンなどに加え、麺類など東南アジア風味の商品群を拡充する方針を示した。

同社は5月に2021年度を最終年度とする新たな中期経営計画を公表する予定。主力の冷凍食品をアジアや北米など需要が見込める地域で普及させるのが柱の1つだ。

米国ではからあげなど東南アジア風味の食品の需要が伸びており、「アジアンフードや麺類にはまだまだ大きな市場がある」と強調した。「日本食を海外に売り込むスタイルはもう保守的で、現地の食文化にはそぐわない。M&A(合併・買収)なども活用しながら現地の生産体制を整える」と話した。現状の13~14%の海外売上高比率を早期に20%まで引き上げる考えだ。

デジタル化への対応にも触れ、「Eコマースなどビッグデータを持っている企業のノウハウをいかに取り込めるかが、食品メーカーの生き残る道になる」と述べた。18年にはインドで電子商取引(EC)を使った食肉の流通や宅配を手掛けるスタートアップに出資しており、今後もデジタル活用を急ぐ方針だ。

(薬袋大輝)

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