2019年6月25日(火)

平成最後の入社式、トップら挑戦や斬新な発想求める

南関東・静岡
2019/4/1 21:00
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静岡県内の企業や自治体は1日、平成最後となる2019年度入社式を開いた。各トップは新入社員らに、急激な環境変化への対応を求めるとともに、若者らの斬新な発想や挑戦、創意工夫、個性の発揮などへの期待を語った。

245人の新人が入庁した静岡県庁。川勝平太知事によるあいさつの途中で新元号の発表があり、知事は「令和」としたためられた額を掲げ「皆さんは日本の象徴である富士の都をあずかる者。(県政に)さらに磨きをかけていこう」と語った。

スズキの入社式には販売代理店や関係会社を含めて1419人の新入社員が出席した。鈴木修会長は「世界中に進出しており、国際感覚を身につけることが重要」と強調。「健康を第一に、チームワークも大事にしてほしい」と呼びかけた。スズキ本体には前年度比43人増の699人が入社。技術職を中心に増やし、新技術の開発に厚く配置する方針だ。

ヤマハ発動機は288人が入社。日高祥博社長は「世界はIT(情報技術)や人工知能(AI)技術の進歩により、これまでにないスピードで大きく変わっている。(新たな価値創出に向け)夢や目標を持って挑戦を続けてほしい」と求めた。静岡銀行の柴田久頭取も、グループ全体で247人の新入社員に対し「成功の反対は失敗ではなく挑戦しないこと。あくなき挑戦を続けてほしい」と訴えた。

今年節目を迎えることとなる企業のトップは、新時代の到来にふさわしい人材への期待感を述べた。

合併して初の入庫式となった浜松いわた信用金庫(浜松市)。御室健一郎理事長は「フレッシュな感性や、スピーディーな行動力を存分に発揮してほしい」と語りかけた。創立100周年を迎える静岡鉄道の今田智久社長はグループの新入社員178人に「多様性を生かす企業風土づくりに取り組んでいる。先輩や相手の価値観を尊重しつつ、自分の意見を大いに発して」と期待を示した。

20年4月に「芝浦機械」へと名称変更する東芝機械の三上高弘社長は、「社名変更という大きな転換期に入社した。新ブランドを確固たるものにするため、若い創造力を遺憾なく発揮し、新たな活力を吹き込んでほしい」と話した。

1日付で新社長に就任したヨシコンの吉田尚洋社長は5G(次世代通信規格)や、新たな交通サービス「MaaS(マース)」などの言葉を引用しながら「既存の商売はどんどん変わっていく。その一方で人と人の関わりは変わることは無い。信用される人になることを心掛けてほしい」と力を込めた。

19年9月にマックスバリュ(MV)中部との合併を控えるMV東海は3月21日に入社式を終えた。神尾啓治社長は39人の新人に「何事にもチャレンジ精神を持って取り組んでいただきたい」と訓示した。

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