長野県内の入社式でトップ訓示 時代の変化に対応を - 日本経済新聞
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長野県内の入社式でトップ訓示 時代の変化に対応を

新年度がスタートした1日、長野県内の各地で入社式や辞令交付式が行われた。平成最後となる入社式では、「令和」に改元する新時代に向けて、企業のトップは時代の変化に対応した取り組みを求めた。

八十二銀行は午前10時すぎから、長野市内の本店でグループ入社式を開いた。新入社員151人に対し、湯本昭一頭取は「これからの金融界は大きく、急速に変化していく」と強調。「業界の慣行や前例にとらわれない発想に基づく商品やサービスが当たり前になる時代が来ており、若い皆さんの新しい感覚に期待するところは大きい」と語った。

入社式終了後に新元号「令和」が発表された。塩尻市出身の斉藤萌子さん(22)は、「新元号とともに(社会人として)良いスタートができるよう頑張りたい」と抱負を語った。

長野銀行では19人の新入行員が入社式に臨んだ。中條功頭取は「他業種からの参戦や技術の発達で、金融は相当な速さで変化している」と指摘し、新たなビジネスモデルの確立を呼びかけた。26年ぶりに4人の高卒者を採用し、「地域貢献と多様性を促したい」としている。

セイコーエプソンの碓井稔社長は311人の新入社員に「デジタル技術を取り入れ、商品だけでなく販売やオペレーションの仕組みなどを抜本的に変革しなければならない」と呼びかけた。

長野県中小企業家同友会は加盟企業28社、58人の合同入社式を長野市内で開いた。松本克幸代表理事は「常に今やっていることが何のため、誰のためかを念頭に置いてほしい。今をどう生きるかが大切だ」と訓示した。

プラスチック射出成型機製造、日精樹脂工業の依田穂積社長は「絶え間なくイノベーションを業界に先駆けて実現していくことが当社の存在意義だ。常に自分たちの仕事が社会の役に立っているか考えてほしい」と話した。

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