2019年7月20日(土)

18年の中国LNG輸入38%増 高まる存在感

2019/4/1 18:59
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液化天然ガス(LNG)の輸入企業で構成するLNG輸入者国際グループ(GIIGML)は1日、2018年のLNGの取引実績をまとめた年次報告書を発表した。中国が前年比38%増の5400万トンと、初めて2位に浮上した17年に続き輸入量を大幅に拡大。1位の日本が輸入量を減らすなか、中国が急速に存在感を高めている。

東ガスは新しい運搬船をLNG販売で活用する(18年10月、津市での命名式)

GIIGNLによると、18年の世界全体のLNGの輸入量は前年比8%増の3億1400万トンだった。取引量拡大をけん引したのが中国だ。中国は環境対策で石炭や重油からガスへの燃料の転換を進めており、17年に韓国を抜いて世界2位のLNG輸入国となった。

中国は18年もロシア北極圏のヤマルから長期契約に基づいた輸入を始めるなど、積極的な輸入拡大に動いた。一方で日本は前年比1.3%減の8246万トンにとどまった。中国が25年にも最大輸入国の座を奪うとの見方もある。

中国の輸入拡大が続けば、大口購入国としての日本の価格交渉力などが低下する恐れもある。

日本企業はLNGの転売事業に乗り出すなど、取引量の維持・拡大に向けた動きを加速している。東京電力ホールディングス(HD)と中部電力の折半出資会社JERAは、仏電力公社EDFとLNG取引事業を統合し欧州でのLNG再販を狙う。東京ガスも英セントリカとLNGの共同調達やスワップ(交換)で提携関係を深めている。

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