2019年5月25日(土)

電子マネー詐欺で無罪 「故意なし」函館地裁

2019/4/1 18:54
保存
共有
印刷
その他

NTTドコモの代金決済システムを使い、電子マネーをだまし取ったとして、電子計算機使用詐欺罪に問われた大阪府吹田市、会社員、吉井学被告(41)に、函館地裁(橋本健裁判長)は1日までに「詐欺行為について故意があったとは認められない」として無罪判決(求刑懲役1年6月)を言い渡した。3月15日付。検察側は控訴せず、同30日に無罪が確定した。

判決などによると、吉井さんは知人の男(39)=同罪で執行猶予付き有罪判決が確定=と共謀して2017年1~5月、北海道函館市の男性ら2人のIDやパスワードを使って代金決済システムに不正アクセスし、電子マネー計約7万7千円分をだまし取ったとして、17年11月に起訴された。

検察側は、知人の男が金を貸し借りする相手を探すインターネット掲示板を使い、借りようとする相手をだましてパスワードなどを聞き出したとし、吉井さんも不正を知っていたと主張した。吉井さんは、男が相手の了解を得て電子マネーを入手したと思っていたとして起訴事実を否認し、無罪を主張。昨年11月に保釈されていた。

橋本裁判長は、吉井さんに詐欺の認識があったと裏付ける証拠はないと判断した。

弁護人は「無罪を示す証拠が複数あり、起訴には無理があった。ほっとしている」とした。函館地検は「コメントしない」としている。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報