2019年9月21日(土)

中国がNZと首脳会談 米の包囲網崩し狙う

2019/4/1 14:29 (2019/4/1 22:05更新)
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【北京=羽田野主】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は1日、訪中したニュージーランド(NZ)のアーダーン首相と会談した。中国側の発表によると習氏は「中国は新たな投資の継続を望んでいる。NZも中国企業のために公平で公正な環境を提供すべきだ」と強調。中国企業の通信機器製品を排除する動きをけん制した。

中国の李克強首相(右)との会談に臨むNZのアーダーン首相(1日)=ロイター

アーダーン氏は「NZは独立した外交政策を追求している。自由貿易を支持している」と応じた。これに先立つ李克強(リー・クォーチャン)首相との会談では、両国の自由貿易協定(FTA)の改定など経済関係の強化で一致した。

NZは米国と機密情報を共有する5カ国でつくる「ファイブ・アイズ」の一員。トランプ米政権が安全保障上の懸念を理由にして中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の排除を要請すると、2018年11月にNZの情報機関が同社の製品を使った次世代通信規格「5G」について「安保上のリスクがある」と指摘。中国とNZの関係が悪化していた。

今回のアーダーン氏の訪中にはNZの最大の輸出先でもある中国との関係悪化に歯止めをかける狙いがある。アーダーン氏は李首相との会談で「どの国のどの企業も差別しない」と述べ、ファーウェイ製品を排除しない可能性に含みをもたせた。

貿易問題で米国と対抗する中国にとってもファイブ・アイズの一員を取り込む意義は大きい。習指導部が掲げる広域経済圏構想「一帯一路」を巡る連携を強化する狙いもある。両国はすでに一帯一路の実現へインフラ整備などで協力する覚書を交わしている。4月下旬に北京で開く一帯一路フォーラムにはNZからパーカー貿易・輸出振興相が参加する見通しだ。

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