2019年5月20日(月)

ベトナム籍被告に禁錮3年4月、金正男氏殺害事件

東南アジア
2019/4/1 13:12
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【シンガポール=中野貴司】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、ベトナム国籍のドアン・ティ・フォン被告の公判が1日、マレーシアの高裁で開かれた。マレーシア検察は殺人罪からより罪状の軽い「危険な武器などを使った傷害罪」に訴因を変更。被告は起訴内容を認め、高裁は禁錮3年4月を言い渡した。

1日、クアラルンプール近郊で、閉廷後に笑顔で高裁を出るドアン・ティ・フオン被告(中)=共同

1日、クアラルンプール近郊で、閉廷後に笑顔で高裁を出るドアン・ティ・フオン被告(中)=共同

傷害罪への訴因変更理由は明らかになっていない。ベトナム政府はマレーシア政府にフォン被告の早期釈放を求めていた。同被告とともに拘束されていたインドネシア国籍の女性の起訴は3月に取り下げられていた。

金正男氏は17年2月、クアラルンプール国際空港で殺害された。犯行に関与した疑いで北朝鮮籍の4容疑者も指名手配されたが、いずれも犯行直後にマレーシア国外に逃亡し、北朝鮮の関与を立証するのは難しくなっている。

フォン被告の傷害罪が確定すれば、金正男氏殺害事件で誰にも殺人罪が適用されないまま、マレーシア当局の捜査や公判が終結することになる。

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