2019年9月17日(火)

傷害罪に訴因変更 金正男氏殺害事件の公判

2019/4/1 12:19
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【クアラルンプール=共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件で、実行犯として殺人罪で起訴されたベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告(30)の公判が1日、マレーシアの首都クアラルンプール近郊の高裁で開かれ、同国検察はより罪状の軽い「危険物による傷害罪」に訴因変更した。10年以下の禁錮刑または罰金刑が適用される。

事件ではインドネシア国籍の女性シティ・アイシャさん(27)も同様に殺人罪で起訴されていたが、先月11日に検察が突然、起訴取り下げを表明し、アイシャさんは釈放された。検察側は理由を明らかにしていないが、インドネシア政府から強い要請を受けたマレーシア政府の政治的な判断が働いたとみられる。

フオン被告の父、ドアン・バン・タインさんは高裁に足を運び、「娘に一日でも早く帰ってきてほしい」と話した。

フオン被告とアイシャさんは「いたずら番組の撮影だと思っていた」と無罪を主張してきた。アイシャさんの釈放を受け、ベトナム政府もフオン被告の釈放を要請し始めた。

起訴状などによると、フオン被告は17年2月13日、北朝鮮国籍の男4人と共謀し、クアラルンプール国際空港で正男氏の顔に猛毒の神経剤VXを塗り、殺害したとされる。男4人は直後に出国、北朝鮮に帰国したとみられる。

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