2019年7月20日(土)

有識者懇で新元号案を提示 メンバーに山中教授ら

2019/4/1 9:31 (2019/4/1 10:30更新)
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政府が新元号について有識者の意見を聞く「元号に関する懇談会」が1日午前9時半から約40分間、開かれた。菅義偉官房長官が5つ以上の原案を示したとみられる。

懇談会にはノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥京大教授や経団連の榊原定征前会長、直木賞作家の林真理子さん、宮崎緑千葉商科大教授らが出席した。

新元号に関する懇談会に臨む有識者ら(1日午前9時半ごろ、首相官邸)

新元号に関する懇談会に臨む有識者ら(1日午前9時半ごろ、首相官邸)

会議終了後、菅氏は記者団にどのような意見が出たかを問われ「一人ひとりそれぞれ意見を言ってもらった」と語った。新元号の候補をいくつ示したのかは「何案を提示したのかは言わないことになっている」と述べるにとどめた。

菅氏はこの後、衆参両院の正副議長からも意見を聞いた。午前11時半ごろに記者会見し新元号を公表する。これを受けて安倍晋三首相が正午ごろから記者会見し、首相談話を読み上げて新元号に込めた意義を説明する。

新元号は天皇陛下の退位に伴い5月1日午前0時から施行する。

政府は3月14日に複数の学者らに新元号の考案を正式に委嘱し、それぞれ2~5つの案の提出を求めた。菅氏の下で絞り込み、5つ以上の原案から新元号を選ぶ。新元号に関する政令は天皇陛下が署名し、4月1日中に公布する。

新元号は日本最初の元号「大化」から数えて248番目にあたる。「平成」までに使われた漢字は72種類で、最多は29回の「永」。2番目に多いのは「天」と「元」の27回だ。

元号に用いる漢字はこれまで中国古典(漢籍)を出典としてきた。政府は今回、漢文学や東洋史学だけでなく、国文学や日本史学を専門とする学者にも考案を委嘱したことを明らかにしている。

関係者によると、平成への改元時に委嘱した考案者にも国文学者が含まれていたが、日本古典を出典とする案は「平成」を含む3つの最終案には残らなかった。

天皇陛下は4月30日に退位、翌5月1日に皇太子さまが新天皇に即位される。「退位礼正殿の儀」は4月30日午後5時からで、三権の長や地方自治体の代表ら338人が参列する。

皇太子さまは5月1日午前10時半から歴代天皇に伝わる神器などを引き継ぐ「剣璽等承継の儀」に、午前11時10分から即位後初めて国民代表の前でお言葉を述べる「即位後朝見の儀」に臨まれる。

天皇陛下は2016年8月、国民向けのビデオメッセージで象徴天皇としての務めに関する考え方についてお言葉を述べ、退位の意向を示唆された。政府は天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議を設置。17年6月、現天皇一代限りで退位を認める特例法が国会で成立した。

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