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ファナック、稲葉会長がCEO退任 スマホ需要など開拓

ファナックは29日、稲葉善治会長兼最高経営責任者(CEO、70)が4月1日付でCEOを退き山口賢治社長兼最高執行責任者(COO、50)が社長兼CEOに就任する人事を発表した。稲葉会長は2003年に社長に就任し、16年から会長兼CEOを務めてきた。山口社長を中心とする経営体制が軌道に乗ったと判断して、経営の若返りを進める。

稲葉会長は引き続き代表権のある会長にとどまる。新たなCOO職は置かない。

同社の事実上のトップ交代は16年ぶり。稲葉会長が社長時代の08年にはリーマン・ショックが発生。10年3月期には売上高が3割以上も落ち込むなど苦境を経験した。一方、小型の金属加工機械をスマートフォン(スマホ)の本体加工用に大々的に売り込むことにも成功した。

15年3月期には過去最高の売上高を達成。同期の売上高営業利益率は40.8%に達するなど、日本の製造業としては屈指の高収益を実現した。就任時に約1兆5000億円だった時価総額も、直近では4兆円弱と2倍以上に増加させた。

もともとファナックは稲葉会長の父親で富士通の技術者だった稲葉清右衛門名誉会長が、1956年に工作機械の制御装置である「数値制御(NC)装置」を日本で初めて開発したのが始まり。清右衛門名誉会長の強いリーダーシップで知られていた。

一方、稲葉会長は「必要な権限は譲渡し、責任者に任せることが必要」として、集団指導体制を志向していた。山口社長がCEOに就き、あらゆるモノがネットにつながるIoTへの対応など、工作機械の変革期に挑むことになる。

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