0.814%せめぐ地銀、低いナゴヤ金利 与信費用はじわり
(点検・新年度業績)
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愛知、岐阜、三重の3県に本店を置く地方銀行は8つ。メガバンクや信用金庫もひしめく全国屈指の金融激戦区だ。中部地銀の貸し出し条件は平均で0.814%と、1%前後を確保している全国の地銀に比べて低い。いわゆる「ナゴヤ金利」だ。一方、取引先の貸し倒れに備えるコスト(与信関係費用)が増え始め、景気の転換点も見え隠れする。
■中部3県の倒産、2年連続増
金融機関にとって与信関係費用はもろ刃の剣だ。各行は決算...
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