2019年9月19日(木)

神戸市、北神急行の市営化決定 譲渡額は198億円

2019/3/29 20:18
保存
共有
印刷
その他

神戸市は29日、新神戸と市北部の谷上をつなぐ北神急行電鉄(神戸市)の市営化で、筆頭株主の阪急電鉄と合意したと発表した。2020年10月までの移行を目指す。簿価で約400億円の資産を198億円で譲り受ける。相互直通する市営地下鉄と一体化して運賃を引き下げ、利用客の拡大を狙う。

運賃値下げを発表する神戸市の久元喜造市長(29日、神戸市役所)

谷上から新神戸を経由し、市営地下鉄の三宮までの現在の運賃は540円。市営化後は280円になる。谷上―新神戸間の1日利用客を現在の約2万5000人から6000人増やす。市北部から車などで通勤する住民が北神急行へ切り替えると見込む。

久元喜造市長は記者会見で「人口減少時代でも乗客を確保していく。阪急電鉄と双方にメリットがある」と話す。建設時などの残債務(約650億円)について市は引き継がない。

市と兵庫県は1999年度から北神急行に助成金を出し、足元では年2億7千万円。同規模の支援を続け、市営地下鉄の収支悪化を避ける。阪急電鉄側は拠点を置く都市部の三宮活性化につながると期待する。

阪急阪神ホールディングスは29日、19年3月期の連結経常利益が前期比6%増の1100億円と、過去最高になる見通しだと発表した。18年に発生した自然災害の影響が縮小するほか国際輸送事業がけん引する。

神戸市への北神急行線の譲渡に伴い約190億円の減損損失を計上するが、業績の上振れにより吸収する。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。