ワシントンの桜「里帰り」、品川区の複合施設

住友不動産の複合施設「大崎ガーデンシティ」(東京・品川)で、桜を使ったまちづくりが始まった。同社や再開発組合などが、米ワシントンのポトマック河畔の桜の一部から育てた苗木を施設の広場に植樹した。周辺住民と共同で地域活性化を進めるエリアマネジメントの一環と位置付ける。
ワシントンの桜は1912年、ガーデンシティ近くの植物園の園主が育成・選定して送られたとされる。住友不などは今回の桜の植樹を「里帰り」と位置づけ、歴史を感じてもらいたい考えだ。
敷地内には桜並木を整備し、開花の季節には夜、ライトアップを施している。春の名物として施設の魅力向上につなげる。