外国人の処遇改善急ぐ 低賃金・長時間労働、新在留資格の足かせも
法務省が技能実習生の調査結果
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法務省が29日まとめた失踪技能実習生の調査結果では、低賃金や長時間労働など実習生を取り巻く過酷な労働環境が明らかになった。4月から始める新たな在留資格「特定技能」は実習生からの移行も多く想定する。受け入れ企業への監視が行き届かなければ、外国人労働者受け入れ拡大の足かせにもなりかねない。
対象は失踪後に17年1月~18年9月に摘発され、入国警備官が聴取票を作成した5218人と、企業など4280の実...