家庭用手袋、デザインで30~40代つかむ エステー、バレリーナ気分に

2019/4/1 7:00
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家事で使用する家庭用手袋の高付加価値品に注目が集まっている。エステーは4月、バレリーナをテーマにデザイン性を高めた食器洗い用のビニール手袋を発売する。家庭用手袋は30~40代が生活スタイルの変化を機に使い始める場合が多いという。機能性に加えてファッション性を打ち出し、30~40代の新たな顧客に手にとってもらう考えだ。

エステーはバレリーナをイメージした家庭用手袋「ファミリー プリマ」を発売する

エステーは食器洗いを主な用途とする家庭用手袋「ファミリー プリマ」を4月12日に売り出す。バレエ団の最高位を示す「プリマバレリーナ」の躍動感をイメージし、パッケージや手袋の色などのデザイン性を高めた。色はパールロゼとシャンパンゴールドの2種類をそろえ、上質感を演出した。

「ファミリー プリマ」は食器洗いの際に便利な機能も追求した。手袋の内側に細かい凹凸を施し、汗をかいてもスムーズに着脱できるようにした。手のひら全体には滑り止め加工を施した。店頭実勢価格は278円前後を見込む。初年度は80万個の販売をめざす。

調査会社マクロミルの「QPR」データによると、家庭用手袋の購入率は年代が上がるほど高くなり、40代で初めて3割を超えるという。60代では37%に高まる。30代は27%で20代に比べて約2倍に上昇する。エステーは見た目のかわいさをアピールして30代の使用を増やしたい考えだ。

一人暮らしなど生活スタイルの変化による家事の機会増加が手袋購入のきっかけになるとみられる。食器洗いの際に手が荒れたり、冷たい水に触れたりするのを嫌って、手袋を使うケースが多いようだ。

調査会社インテージによると、ゴム手袋やビニール手袋などを含む家庭用手袋全体の市場規模は金額ベースで2017年度が前年度比4%増の107億円だった。直近5年間はほぼ毎年微増している。エステーは機能性やデザイン性を高めた「高付加価値の家庭用手袋が今後も拡大する」(広報担当者)とみる。

住友ゴム工業のグループ会社、ダンロップホームプロダクツ(大阪市中央区)の販売するゴム手袋「プリティーネ」は家事をする女性層から支持を得ている。袖の部分にスカートの折り目のようなひだが付いていて、かわいらしいデザインになっている。

価格は店頭実勢で300円前後。男性よりも手の小さい女性でも指先までぴったりとはめられる仕様になっている。袖口を絞っているため、水の浸入も防げる。

15年には手袋の裏地がナイロン製で外しやすいゴム手袋「さらさらりん」も発売した。同社では今年のゴム手袋の売り上げは増収を計画しているという。

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