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学術用の高速ネット、小中高に開放へ 遠隔教育に活用

文部科学省は小中高校の遠隔教育や国際交流の拡大に向け、全国の大学や研究機関を結ぶ超高速の学術ネットワーク、SINET(サイネット)を活用することを決めた。大学教員、民間の専門家らによる遠隔教育を円滑にし、国内外の学校間交流も促す。2022年度の本格運用を目指す。

SINETは国立情報学研究所が管理。光ネットワークを使って全国800以上の大学・研究機関を毎秒100ギガ(ギガは10億)ビットの超高速で結び、研究用の大容量データを共有できる。同省は小中高校でも希望すれば接続できるよう制度を見直す。

現在も遠隔教育に取り組む学校はあるが、通信速度が遅いため映像が途切れたり大容量の教材を共有できなかったりして授業が滞ることがあった。SINETの活用や学校のICT(情報通信技術)環境の整備などを通じ、23年度には希望する全校が遠隔教育を実施できる状態を目指す。

小中高校などと協議して活用のモデルを今年6月までに作る。20~21年度に希望校で試行し、本格運用に生かす。

例えば大学の教員や学生が研究分野について児童生徒に教えたり、動画教材を提供したりすることが考えられる。学校での学習が研究や産業にどう結びついているかを知り、発展的な内容を学びたい子供にも対応できる。民間の企業や団体との通信もスムーズになり、専門家による授業がしやすくなる。

小中高校同士をつないだ国際交流にも役立つ。教員を目指す大学生の研修機会にすることも目指す。

同省は先端技術の教育への活用を検討しており、SINETの開放はその一環。遠隔教育を希望する学校と大学、研究機関などの協力者をつなげる事業など複数の施策を一体的に進める考えだ。

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