新元号、1日午前11時半に公表 首相は正午に談話発表

2019/3/29 8:15 (2019/3/29 10:54更新)
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元号選定手続検討会議に臨む菅官房長官(中)ら(29日午前、首相官邸)

元号選定手続検討会議に臨む菅官房長官(中)ら(29日午前、首相官邸)

政府は29日午前、新たな元号の選定手続きに関する検討会議(議長・菅義偉官房長官)を首相官邸で開き、4月1日に新元号を決定し、公表するまでの日程を確認した。午前11時30分ごろに菅氏が新元号を発表する。安倍晋三首相が正午ごろに記者会見して首相談話を自ら読み上げ、新元号に込めた意義や国民へのメッセージを説明する。

会議では有識者懇のメンバーも固めたが、菅氏は記者会見で明らかにしなかった。「事柄の性質上ご迷惑がかかる。4月1日朝に公表したい」と述べた。「新元号が広く国民に受け入れられ、日本人の生活の中に深く根ざすものになるのが重要だ」と語り、公表前の情報管理を徹底する考えを示した。

選定手続きは1979年に閣議報告した要領に基づく。高い見識をもつ学者らに考案を委嘱すると定めており、首相は今月14日に国文学、漢文学、日本史学、東洋史学の専門家の中から委嘱した。

4月1日はまず菅氏が横畠裕介内閣法制局長官の意見を聞いて候補名から5つ以上の原案を選ぶ。その上で午前9時30分に各界の有識者からなる「元号に関する懇談会」を開き、原案について意見を聞く。10時20分ごろから衆院議長公邸で衆参両院の正副議長らに意見聴取し、それを踏まえて全閣僚会議で協議する。その後、臨時閣議に移行して新元号を記した政令を決定する。

閣議決定後、菅氏が記者会見で新元号を公表し、出典も明かす。平成改元と同様、墨書した新元号を額に入れ、掲げながら説明する見通しだ。その後、首相は新元号の意味を盛り込んだ談話を自身で発表する。平成改元では当時の小渕恵三官房長官が竹下登首相の談話を読み上げた。

天皇陛下は4月30日に退位し、翌5月1日に皇太子さまが新天皇に即位する。「平成」に代わる新元号に切り替わるのは5月1日だが、政府は1カ月前に新元号を決定して公表する。政府の税や社会保障のシステム改修が間に合わず、国民生活に支障が出るのを避けるためだ。

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