2019年7月22日(月)

国連事務総長、温暖化に警鐘「不可逆的な影響生じる」

2019/3/29 7:48
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【ニューヨーク=吉田圭織】世界気象機関(WMO)は28日、2018年の世界の平均気温が19世紀半ば以降で過去4番目に高かったと発表した。18年を上回る記録は15年以降に集中しており、グテレス国連事務総長は温暖化対策をいますぐ取らなければ「不可逆的な影響が生じてしまう」として各国政府に迅速な対応を呼びかけた。

世界気象機関は温暖化対策を取らなければ21世紀中に気温が3~5度上昇すると予測する(28日、ニューヨークの国連本部)

WMOのターラス事務局長は、気候変動により「勢力の強い台風やハリケーンが増えている」と指摘した。さらに、温暖化対策を取らなければ21世紀中に気温が3~5度上昇し、22世紀には8度上がると予想されると警鐘を鳴らした。

18年に起きた自然災害の多くは気象・気候に起因するものだったとWMOは分析している。18年に米国を襲った14のハリケーンによる被害額は総額490億ドル(約5兆4千億円)に上り、気候変動による災害の増加は既に大きな経済的影響をもたらしている。

日本や欧米を襲った熱波や山火事では1600人が犠牲になった。グテレス氏は今後強烈な熱波の「期間が延び、頻繁に起きる」と警告した。

グテレス氏は9月の国連総会中に気候変動サミットを開催する。参加する首脳には単なるスピーチではなく「具体的な計画」を発表するよう強く呼びかけた。

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