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「サンウルブズ、商業的貢献が必要」SR主催CEO

2019/3/28 23:25
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2021年以降のスーパーラグビー(SR)から日本のサンウルブズが除外される問題で、SRの主催団体サンザーのアンディ・マリノス最高経営責任者(CEO)が日本経済新聞の電話取材に応じた。マリノス氏は「サンウルブズはSRにもっと商業的に貢献しなければいけなかった」と決断の背景を説明した。

サンザーはサンウルブズの参加によって減少するテレビ放映権料の補填などで年間約10億円を要求したが、日本側が拒否。22日に除外が発表された。

巨額の要求の事情をマリノス氏が語る。「サンザーはサンウルブズから何の収入も得ていないのに、従来は(渡航費などの)費用まで負担してきた。金額は公表できないが、日本に費用を負担してほしかった。他の参加国同様、ラグビー協会がチームの財政保証をすることも重要だったが、日本協会は不可能だと言ってきた」

日本側はサンザーから金額の連絡が来たのは数週間前と主張。日本協会の坂本典幸専務理事は「出てきた金額をのめなかっただけ」と強調するが、マリノス氏は「金額は昨年8月にサンウルブズに伝えた。サンウルブズに理事を出す日本協会も知っていただろう」。両者の言い分は食い違う。

マリノス氏は協会の坂本専務理事や河野一郎副会長らと対話を続けてきたと説明。日本代表やサンウルブズの強化に関する協会の姿勢も懸念材料だったと明かす。「強化計画をずっと尋ねてきたが何の情報も与えてもらえなかった。明確に伝えられたのは今後は(社会人の)トップリーグ(TL)に集中するということだった」。協会は20年度のTLのシーズンをSRと重なる時期に設定。TLの選手はサンウルブズ参加が困難になった。

マリノス氏はSRの下部リーグをアジアに設立する代替策を日本に提案。「TLの企業とも話をしている。日本はプロフェッショナルな大会で選手を育成すべきだ。ザ・ラグビー・チャンピオンシップ(=TRC、南半球4カ国の対抗戦)への日本代表の参加にもつながる」。国際統括団体が計画する新世界大会の成立は微妙でTRCの魅力は大きいが、協会内には「下部リーグは経済的に難しい」と慎重論がある。

(谷口誠、摂待卓)

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